始末屋ギルド「ナイトウィスパー」の一人、セレス。

彼は「死神」と呼ばれ、同業の者からさえ怖れられていた。



来る日も来る日も、ただただ血を浴びるだけの毎日。

彼は、それに疑問を差し挟むことも無く剣を振るい続けていた。

だがそんなある日、彼はふとした理由から

平生とは掛け離れた仕事を請け負うこととなる。



辺境の村に住むという少女の護衛。

彼は、普段とは勝手が違う仕事に戸惑いながらも

彼は無事に少女の護衛を果たした―――

はずであった。



だが、そこで彼らを待っていたのは予想外の事態だった。

現れる灰白の魔獣イグノイア。

セレスに呼びかける声。

そして、少女が見せる浄化の力・・・・・・。



今、永らく止まっていた刻は動き始めた。

渦巻く陰謀、立ち込める暗雲。

そして、その陰で暗躍する者達。

総ては、一つの意思の下に収斂して行く・・・・・・。



天使に導かれ、"此方"に集う勇者達。

果たして、物語の果てに彼らが行き着く先は「新世界」なのか。

それとも・・・・・・・・・。




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